理想の看護師像 面接で答える時のコツ
『理想の看護師像』について看護学校の受験生にとっては、
看護学校に入学することが当面の目標ですから、
入学してからゆっくり理想を考えれば良いと思ってる受験生も多いです。
ただ、採用する看護学校の面接官から考えると、
将来の目標や理想の看護師像を持ってる受験生は、
とても欲しい生徒となります。
なぜなら、学習意欲が全然違うからです。
看護学校にとって最大の目標は、看護師国家資格合格です。
学習意欲の高い生徒は、国家資格合格に向けて、まっすぐ
積極的に取り組みます。
看護学校で『理想の看護師像』を聞く理由
そうした学習意欲の高い生徒が集まれば、合格率も上がるし、
合格率が上がれば、来年受験してしてくれる生徒も増えます。
受験生が増えれば、良い生徒が集まり、また合格率があがります。
つまり学校経営が安定するのです。
公立や国公立も同じで、良い生徒(国家資格合格に近い生徒)が
欲しいのは同じです。
その学習意欲の高い生徒を見極める方法の一つが、
面接での『理想の看護師像は!?』と言う質問になる訳です。
なので、受験前に、理想の看護師像をしっかりまとめておきましょう。
理想の看護師像のまとめ方
繰り返しになりますが、今質問されてる『理想の看護師像』は
看護学校から聞かれてる・・・と言う事を忘れずにしましょう。
誰から質問されているか?と言う事です。
理想の看護師像は、就職の時、病院から聞かれる事が多い質問でもある為、
病院に答えるような答え方をしてしまう事があります。
例えば・・・
患者の個別性に沿った看護・ケアを提供したい。
いつも笑顔で思いやりの心を持ち患者さんに寄り添えるナースなど。
病院の就職試験なら、良いかもしれませんが、
相手は看護学校という事を意識し答えていきましょう。
看護学校が求める『理想の看護師』の作り方
看護学校が求める『理想の看護師』とは何か?を考えます。
結論から言ってしまうと、答えは各学校の教育理念や教育目標といった
アドミッション‐ポリシー(admission policy)に記載されている事を
自分の理想の看護師像と結びつけるのです。
例えば、北海道立旭川高等看護学院のアドミッション‐ポリシーには
☆ 北海道内で看護職として活動できる人
☆ 人間の存在と生命を尊重し、相手も自分も大切にできる人
☆ 相手を思いやり、他者と協調して行動できる人
☆ 何ごとにも興味関心を持ち、自ら積極的に学習できる人
☆ 保健師、助産師、看護師としての志が明確で、看護実践への取り組み
意欲が高い人
とあります。
ここから、『何ごとにも興味関心を持ち、自ら積極的に学習できる人』を
抜きだし、これを軸に理想の看護師像を作ってみるのです。
例えば・・・
私の理想の看護師像は、積極的に学習し続けている看護師です。
毎年のように進化する医療技術や治療方法、今まで不治の病だった癌も
治療できる時代になっています。
そうした医療の進化に合わせ、看護師も積極的に学習していくことが、
とても大事だと思います。
自分の知識やスキルアップという観点だけではなく、
看護師の知識やスキルが上がる事が、患者さんの為になると
思っています。
なので、私の理想の看護師像は、何ごとにも興味関心を持ち、
自ら積極的に学習できる看護師です。
『積極的な学習』というキーワードは、看護学校向きなキーワードです。
看護師になってからも『積極的な学習』をすると言う事は、
看護学校では意欲的に取り組むだろうと思うからです。
また、そうした看護学校向きなキーワードが、教育理念や
アドミッション‐ポリシーに無くても、受験する看護学校の教育理念などに
沿った『理想の看護師像』を作る事で、面接官の心をつかめるでしょう。
教育理念の一文は、まったく同じ文章を引用しての良い場面です。
なぜなら、受験する学校のアドミッション‐ポリシーを把握して
その一文を『理想の看護師像』に結びつけてくる受験生は、
志望校をしっかり研究してる人、強いては、『意欲的な人』と
面接官には、うつるからです。
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