日本学生支援機構の給付型奨学金
日本学生支援機構の給付型奨学金は、返済不要の奨学金です。
財源が国費(税金)という事もあり、審査が厳しく設定されています。
そもそも経済的に修学困難な学生の進学を、
後押しするための奨学金ですので、住民税非課税世帯が対象となります。
住民税非課税世帯とは、簡単に言いますと所得の低い世帯です。
「均等割」と「所得割」の2つがあり、所得状況や世帯の経済状態によって
変わりますので一概には言えませんが、おおまかに言いますと
次の人たちを住民税非課税世帯と言います。
(1)生活保護法による生活扶助を受けている人
(2)障害者や未成年者、寡婦・寡夫で前年中の合計所得金額が125万円以下の人
(3)前年中の合計所得金額において『35万円以下』(扶養親族がいない人)
『35万円×(控除対象配偶者+扶養親族数+1)+21万円』(扶養親族がいる人)
ただし所得とは関係なく社会的養護を必要とする人も
給付型奨学金を受けることができます。
高校での選考基準
高校での選考基準は2年生までの成績やボランティアなどの課外授業などの
参加状況、学校の出欠状況、課題への取り組み方、克服した過程なども
審査基準にしていきます。
成績評定を条件にするか否かは、各校による。
他の奨学金との併用
日本学生支援機構の給付型奨学金は、基本的に他の奨学金との
併用は認められています。
ですので、日本学生支援機構の貸与型奨学金との併用も可能です。
ただし、国立大学などの授業料免除を受ける場合は、
交付金額が減額されたりカットされたりします。
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