看護学校の志望理由の書き方の注意点について
看護学校の志望理由の書き方の注意点についてです。
看護学校を受ける際、志望理由は何度も出てきます。
願書に書く欄が有ったり、一般試験の2次試験(面接)、
推薦で受験しても必ず志望理由は聞かれます。
ただし、その時々で聞かれてる志望理由が違うのを、ご存知ですか？
看護学校で聞いてくる志望理由には2種類あります。
1つは、看護学校への志望理由
もう１つは、看護師への志望理由
この2つです。
よく、願書に書く志望理由で、
『当校への志望理由を800字で書いてください。』と言う問いに、
『私が看護師になりたい理由は〜』と、
看護師の志望理由を書いてしまう人がいます。
当たり前ですが、聞かれてるのは、
受験する看護学校への志望理由です。
なので、志望理由も、その学校を選んだ理由となります。
看護学校への志望理由を書くポイントは、他校との違いです。
他校との違いを見つけ、そこを軸に志望理由にするのです。
特にホームページなどに記載されている、その学校の特色などから
抜粋するのがお勧めです。
例えば勤医協札幌看護専門学校の特色に・・・
明るくのびのびと学び成長できる校風が本校の自慢です。
学生自治会の活動も活発で、新入生歓迎会、体育祭、学校祭など
多くの行事や取り組みを学生自ら企画・運営しています。
・・・と言うものがあります。
こういう特色を見つけたら…
こんな感じの志望理由が書けますよね。
貴校の学校特色にある、学生自治会に大変興味を持っています。
入学してからは看護師の国家資格を取得するために全精力を
傾けなければならないと思っています。
勉強一色の3年間になると覚悟しています。
そんな中で、学生自ら体育祭や学校際の企画ができる
学生自治会がある事に、かけがえのない仲間と出会えるのでは!?・・・という思いと、
この学生自治会への参加は、
勉強をより一層集中できる取り組みになると確信しています。
・・・と申しますのは、私は学生時代のバスケットボール部に所属していたのですが、
大会と試験が重なり試験勉強時間があまり取れない時ほど、
テストの点数が良かった経験があります。
これは、忙しければ忙しくなるほど、より集中して勉強できたからだと
思っています。
そうした経験から、学生自治会に積極的に参加することで、
勉強がより一層はかどり、充実した学生生活をおくれると思っています。
そんな、のびのび学べる貴校でぜひ、学びたいです。
約392文字の志望理由です。
こんな感じで、受験する看護学校の特色から作っていきましょう。
次に、看護師に対するあなたの志望理由。
これは、あなたが『看護師になりたい』と思った、
きっかけ(動機)を、書いていく事になります。
ただし定番志望理由にならないように注意が必要です。
例えば親や親戚、知人に看護師が居て、
感化され志望させていただきました。・・・・とか、
過去に入院経験があり、その時、対応してくれた看護師さんの
仕事ぶりを見て看護師になりたいと思って応募させていただきました。
などなどです。
よくある、これらの志望理由は、定番だから評価されない訳ではありません。
この程度の志望理由で、国家資格までのハードな勉強や実習に耐え、
晴れて看護師の国家資格を取得し、さらにそこから経験を積み
看護師として一人前になっていかなければならず、とっても大変な道が待っているのに
その程度の志望理由で大丈夫なの？となってしまうのです。
要は、動機として弱くない?と思ってしまうのです。
もし、自分のイメージと違う看護師像だったら辞めてしまうのかな?・・・と。
看護師資格の合格率100%をノルマにしてる看護学校にとって、
途中での挫折する生徒は、絶対避けたいのです。
そんな受験生なら、もっと貪欲な受験生を入学させた方が、
ノルマ達成には良いですよね？
実際、全ての看護学校でノルマがある訳でなないし、
合格率も受験した人数の割合だから、途中で退学した人は入らない・・・
と、言われそうですが、入学させた生徒を看護師にさせたいという思いは
どこの看護学校も強い思いはあるはずです。
・・・と言うより学校の理念なのです。
『理念』と言われてもピンとこないと思いますが、
会社や学校でも、なにかの事業を行う時の基本的な考え方の事です。
何の為に、その事業を行うのか？・・・の理由が理念です。
看護学校は、1人でも多くの看護師を排出させるためにある訳です。
これが看護学校の理念です。
途中で辞めてしまう生徒は、学校の理念に反する訳で・・・。
逆に学校の理念に合う生徒を入学させたいのも本音な訳です。
それを確かめる最たる方法が試験であり面接であり、
その中の志望理由な訳です。
看護師への志望理由を聞かれたら、貪欲までに、看護師になりたい
気持ちを書いていきましょう。
『絶対看護師になりたい』『死んでもなりたい』って連呼してもダメで＾＾;
ちょっとしたコツを使って強い気持ちを表現するのです。
例えば、たくさんある看護師の仕事の中から1つピックアップして、
そのピックアップした1つと、自分の生まれ持った特質を結び、
志望理由にしてみるのです。
例えば看護師の仕事の一つに、
医師と患者さんの関係が良くなるように調整する…と
いうものがありますが、その箇所にピックアップしてみると…。
医師が治療の方向性を導いていくチームの責任者なら、
看護師は環境を配慮し、医師と患者とを関係を調整する
マネージャーだと思っています。
私は中学高校とバスケットボール部のマネージャを経験しており、
その際、選手と監督の調整に回る事もよくありました。
監督の叱咤にふてくされてしまう選手に、監督の叱咤の意味を伝えたり、
逆に監督に届きにくい選手の10代ならではの内面を伝えたりと…。
うまく行かない時もありましたが、私の調整でうまくチームがまとまった時、
この上ない喜びを感じました。
また練習や試合でけがをした選手のケアをする事もあったのですが、
もちろん簡単な処置しかできませんでしたが、
病院まで付き添い言葉かけなどをしながら選手に不安を
和らげてあげ、感謝された事があります。
そしてその時、とても嬉しく自然と涙が出てきました。
こうした経験が私を看護の道に向けてきたのだと思います。
学生時代の選手と監督を患者さんと医師に置き換えて、
自分の天職にしたいと思ったのが看護師への志望理由です。
文字数は436文字です。
何に対しての志望動機か？に、しっかり回答していきましょう。
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